打って反省、打たれて感謝

アメリカに出張に行ったときに、現地の人に「拳法をやっているんだって。見せてよ」と言われました。
困った、見せる技がない...
一応、型はあるのですが、私の型はとても見せられるようなものではありません。

そこで「日本の武道は他人に見せるものではない。一種の哲学だ」と言いました。
すると、息子に空手をやらせている彼は「武道が哲学ってどういうことだ」と訊いてきます。
次のように説明しました。
「突きを入れられたら、隙があったということだ。相手が隙があったと教えてくれたのだ。だから我々は突きを入れられたら感謝をする。突きを入れたほうも突きを入れられたほうもお互いに礼をする。」
彼はこの説明が気に入ったようで、「武道が哲学であるとは聞いていたがはじめてその意味が分かった」としきりに頷いていました。
次の日の朝、彼は息子にこの話をしていましたので、この話がとても気に入ったのでしょう。

ちなみに私は「打って反省(本当に正しい心で無駄なく打ち込めたか常に自己反省すること。)」のほうも気に入っています。

打って反省、打たれて感謝は剣道の言葉らしいのですが、剣道は精神性で一歩先を行っている武道なのだと思います。

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